「住み替えを考えているけれど、一体どこに相談すればいいの?」
持ち家を売って新しい住宅に住み替えようと思っているものの、どこに相談すればいいのか、何から相談すればいいのか、悩んでしまうこともありますよね。
住み替えの相談ができる先は、次の5つです。
住み替えの相談先5つ |
「不動産売買仲介会社」は住宅の売却・購入について相談できる |
「不動産賃貸仲介会社」は賃貸に住み替えたい場合に相談できる |
「ハウスメーカー」は注文住宅に住み替えたい場合に相談できる |
「工務店」は家を建て替えたい場合に相談できる |
「自治体」「業界団体」主催の相談会でも相談できる |
この記事では上記5つの相談先の特徴を詳しく解説します。
どの相談先を選ぶかは、売り買いのタイミングや住み替え先の住宅の形態(購入か賃貸か)などによって異なります。
そのため、売り買いのタイミングや住み替え先の住宅形態といったパターン別のおすすめ相談先についてもあわせて紹介します。
▼この記事で分かること
- 住み替えの相談先5つ
- 住み替えパターン別に選ぶ相談先とその後の流れ
- 住み替えの相談先を決める際に重要となる「売り先行」と「買い先行」
- 住み替えの相談先を選ぶ際に確認するべき3つのポイント
最後まで読むことで、住み替えの相談先の選び方が分かり、自分にあった住み替えパターンをもとに何を相談をしていけばいいか、見通しを立てられるようになります。
住み替えを円滑に成功させるためにも、ぜひこれらの情報を相談先選びに活用してください。
目次
1. 住み替えの相談ができる先5つ
住み替えの相談をする先は次の5つです。
住み替えの相談先5つ |
「不動産売買仲介会社」は住宅の売却・購入について相談できる→1-1へ |
「不動産賃貸仲介会社」は賃貸に住み替えたい場合に相談できる→1-2へ |
「ハウスメーカー」は注文住宅に住み替えたい場合に相談できる→1-3へ |
「工務店」は家を建て替えたい場合に相談できる→1-4へ |
「自治体」「業界団体」主催の相談会でも相談できる→1-5へ |
住み替えは、今住んでいる家を売ることが前提となるため、家の売却については「不動産売買仲介会社」に相談することが必要となります。
一方で、住み替え先の住宅を探す際には、住宅を購入するのか、賃貸を借りるのかなどの事情によって「不動産売買仲介会社」に相談したり、「不動産賃貸仲介会社」に相談したりと相談先が変わります。
以下では、それぞれの相談先の特徴を解説します。
自分にあった相談先を選ぶためにも、まずはどのような相談先があるのか確認してみましょう。
1-1. 「不動産売買仲介会社」は住宅の売却・購入について相談できる
「不動産売買仲介会社」は住宅の売却・購入について相談することができます。
不動産売買仲介会社とは、家を買いたい人と家を売りたい人との間を取り持ち、売買を仲介する会社のことです。取り扱う物件は、新築物件や中古物件、戸建て住宅やマンション・アパートなどさまざまです。
例えば、大手では三井不動産リアルティ、住友不動産販売、東急リバブルなどといった不動産売買仲介会社が知られています。
相談先として不動産売買仲介会社を選ぶメリット・デメリットは下記の通りです。
<不動産売買仲介会社を選ぶメリット>
<不動産売買仲介会社を選ぶデメリット>
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不動産売買仲介会社を選ぶメリットは、家を売買する相談を1カ所にまとめることもできるため、住み替えのスケジュールを立てやすく、また資金計画も立てやすい点です。
不動産売買仲介会社を選ぶデメリットとしては、もし住み替え後の住宅に「賃貸物件」や「建て替え住宅」を考えている場合は、不動産売買仲介会社では対応できない点に気をつけてください。
大手の不動産売買仲介会社の中には、賃貸仲介も兼ねている会社もありますが、一般的に賃貸物件を希望する場合は、住み替え先の物件については、別途不動産賃貸仲介会社に相談することになります。
また、不動産売買仲介会社1社のみに絞って相談すると、その会社で紹介してもらえる物件しか検討できないというデメリットもあります。
メリット・デメリットを踏まえると、不動産売買仲介会社に相談するのが向いている人は次の通りといえます。
- 物件の売却と購入を検討している人
- 物件の売却と購入についてまとめて相談したい人
1-2. 「不動産賃貸仲介会社」は賃貸に住み替えたい場合に相談できる
「不動産賃貸仲介会社」は賃貸に住み替えたい場合に相談できます。
不動産賃貸仲介会社とは、物件を借りたい人と大家さんを結び付け、賃貸借契約の締結を仲介をする会社のことです。取り扱う物件は、戸建て住宅やマンション・アパートなどさまざまです。
例えば、大手では大東建託グループ、ミニミニ、東建コーポレーションなどといった不動産賃貸仲介会社が知られています。
相談先として不動産賃貸仲介会社を選ぶメリット・デメリットは下記の通りです。
<不動産賃貸仲介会社を選ぶメリット>
<不動産賃貸仲介会社を選ぶデメリット>
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不動産賃貸仲介会社を選ぶメリットは、住み替え先に賃貸物件を考えている場合、物件探しについても詳しい相談ができることです。
不動産売買仲介会社を選ぶデメリットとしては、持ち家の売却には、別途不動産売買仲介会社に依頼する必要があることに気をつけてください。
ただし、大手不動産賃貸会社は、売買仲介もグループで行っている場合が多く、系列の売買仲介部門を紹介されることもあります。
不動産賃貸仲介会社に相談するのが向いている人は次の通りといえます。
- 住み替え後の物件に「賃貸物件」を考えている人
ただし、持ち家の売却については別途、不動産売買仲介会社に相談する必要があります。
1-3. 「ハウスメーカー」は注文住宅に住み替えたい場合に相談できる
「ハウスメーカー」は注文住宅への住み替えを考えている場合に相談できます。
ハウスメーカーとは、規格化された自社ブランドの注文住宅を大量生産し、全国規模で販売展開している会社のことです。
例えば、大手では積水ハウス、大和ハウス工業、セキスイハイム(積水化学工業)、ミサワホームなどのハウスメーカーが知られています。
相談先にハウスメーカーを選ぶメリット・デメリットは下記の通りです。
<ハウスメーカーを選ぶメリット>
<ハウスメーカーを選ぶデメリット>
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ハウスメーカーを選ぶメリットは、注文住宅への住み替えや建て替えを検討している場合に、具体的な相談ができることです。
ハウスメーカーを選ぶデメリットとしては、持ち家を売却する場合には、別途不動産売買仲介会社に依頼する必要があることに気をつけてください。
ハウスメーカーでも持ち家の売却を請け負ってくれるケースはありますが、売買専門の不動産売買仲介会社に相談した方が、実績も販売網もあるため売りやすい傾向にあります。
ハウスメーカーに相談するのが向いている人は次の通りといえます。
- 「注文住宅」への住み替え・建て替えを考えている人
ただし、持ち家の売却については別途、不動産売買仲介会社に相談する必要がある点に注意しましょう。
1-4. 「工務店」は家を建て替えたい場合に相談できる
「工務店」は家を建て替えたい場合に相談できます。
工務店とは、地域密着型で家を建てる建築会社のことです。
工務店は全国にモデルハウスや営業店を持つハウスメーカーとは異なり、特定の地域を中心に展開しているケースが多く見られます。また、ハウスメーカーのように住宅が規格化されておらず、自由度の高い設計や施行が可能な点も特徴的です。
相談先に工務店を選ぶメリット・デメリットは下記の通りです。
<工務店を選ぶメリット>
<工務店を選ぶデメリット>
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工務店を選ぶメリットは、建て替えを検討している場合に、予算や内容について具体的な相談ができることです。
自社の規格通りに作るハウスメーカーと比較して、デザインや内装にこだわることができるなど、自由度の高い設計・施工ができることも利点です。
工務店を選ぶデメリットとしては、持ち家を売却する場合には、別途不動産売買仲介会社に依頼する必要があることに気をつけてください。
なお、工務店を利用して住み替える場合は、解体費用と建て替え費用が発生して費用がかさむことと、建て替え中は仮住まいが絶対に必要であることに注意し、より詳細な相談を行っていく必要があります。
工務店に相談するのが向いている人は次の通りといえます。
- 住宅の建て替えを考えている人
- 思い通りのデザインや内装にこだわりたい人
ただし、持ち家の売却については別途、不動産売買仲介会社に相談する必要がある点に注意しましょう。
1-5. 「自治体」「業界団体」主催の住み替え相談会でも相談できる
自治体や業界団体が主催となって「住み替え相談会」を実施していることもあります。そうした相談会に参加し、不動産売買仲介会社や工務店などを紹介してもらうこともできます。
すべての自治体で実施しているわけではありませんが、自治体によっては、例えば「高齢者の住み替えについての相談会」などといった相談会を実施しているところがあります。
また、業界団体でも「高齢者の住み替え」「地方への住み替え」といった相談会を随時行っているケースがあるのでチェックしてみましょう。
例えば、
などで相談会が実施されている例があります。
相談先に自治体や業界団体を選ぶメリット・デメリットは下記の通りです。
<自治体や業界団体を選ぶメリット>
<自治体や業界団体を選ぶデメリット>
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自治体や業界団体を相談先に選ぶメリットは、漠然とした相談でも論点を整理してもらえて、適当と思われる不動産会社を紹介してもらえることです。
自治体や業界団体を相談先に選ぶデメリットとしては、最終的に紹介してもらえる相談先は、相談会を後援している会社に限られるため、希望通りの相談先が見つかるとは限らない点に気をつけましょう。また、利用したい時期に相談会が実施されているとは限らない点も難点のひとつです。
自治体や業界団体に相談するのが向いている人は次の通りといえます。
- 漠然とした相談内容を整理したい人
- 相談先を紹介してほしい人
2. 住み替えパターン別に選ぶ相談先とその後の流れ
実際に相談するときには、自分の住み替えのパターンを踏まえて相談先を選ぶ必要があります。
例えば、持ち家を売って賃貸住宅に住み替えたい場合は、持ち家については不動産売買仲介会社に相談し、住み替え先の賃貸住宅については不動産賃貸仲介会社に相談するといったような対応が必要です。
そこで、ここでは住み替えのパターン別に選ぶ相談先について、改めて整理して解説していきます。
住み替えのパターンは、次のような「持ち家売却が先」「新しい物件確保が先」「同時進行」の3つのパターンが考えられます。
以下、それぞれのパターンにあった相談先と、相談後の流れについて順に見ていきましょう。
- 【持ち家売却が先】持ち家を売ってから新しい物件を買う場合→2-1へ
- 【持ち家売却が先】持ち家を売ってから新しく賃貸を借りる場合→2-2へ
- 【持ち家売却が先】持ち家を売ってから新しく家を建て替える場合→2-3へ
- 【新しい物件確保が先】新しい物件を買ってから持ち家を売る場合→2-4へ
- 【新しい物件確保が先】新しい物件を借りてから持ち家を売る場合→2-5へ
- 【同時進行】持ち家の売却と住み替え先の購入を同時にすすめたい場合→2-6へ
- 【同時進行】持ち家の売却と住み替え先の賃貸を同時にすすめたい場合→2-7へ
- 住み替えをするかどうかまだ決めかねている場合→2-8へ
2-1. 持ち家を売ってから新しい物件を買う場合
持ち家を売ってから新しい物件を買う場合は、次の2パターンの相談先があります。
- 不動産売買仲介会社にまとめて相談する
- 不動産売買仲介会社とハウスメーカー(注文住宅を買う場合)に相談する
持ち家を売却するために、まずは不動産売買仲介会社に売却の相談をします。
実際に持ち家が売却できると、売却資金で住宅ローンを完済したり、ローンの残債を減らしたりすることができ、新しく物件を買うための資金計画が立てやすくなります。
資金計画が確定してからは、不動産売買仲介会社で住み替え先の住宅探しを進めていきます。買い替え先の住宅として注文住宅を希望する場合は、ハウスメーカーなどで住み替え先の住宅について相談するようにしましょう。
2-2. 持ち家を売ってから新しく賃貸を借りる場合
持ち家を売ってから新しく賃貸を借りる場合は、次の2パターンの相談先があります。
- 不動産売買仲介会社(賃貸仲介も兼ねている会社)にまとめて相談する
- 不動産売買仲介会社と不動産賃貸仲介会社に相談する
持ち家を売却するために、まずは不動産売買仲介会社に売却について相談をします。
持ち家が売却でき、今後の資金計画を確定できてから、住み替え後の賃貸住宅について不動産賃貸会社に相談します。
ただし、大手の不動産売買仲介会社の場合は、賃貸仲介業を兼ねている場合があるため、1社で相談が完結できることもあります。
2-3. 持ち家を売ってから新しく家を建て替える場合
持ち家を売ってから新しく家を建て替える場合は、次の2パターンの相談先があります。
- ハウスメーカーに相談する
- 工務店に相談する
家を建て替えて住み替える場合の相談先は、希望の注文住宅のブランドがある場合はそのブランドのハウスメーカーに、ブランドにこだわらず自由な設計を希望する場合は町の工務店に相談しましょう。
ブランドや具体的な設計についてはまだ特に決めておらず、とりあえず建て替えをしたいといった場合には、ハウスメーカーと工務店の双方に相談して比較検討することもおすすめです。
2-4. 新しい物件を買ってから持ち家を売る場合
住み替え先の物件を買ってから、今の家を売る場合には、次の2パターンの相談先があります。
- 不動産売買仲介会社にまとめて相談する
- ハウスメーカー(注文住宅を買う場合)に相談してから不動産売買仲介会社に相談する
先に家の購入について不動産売買仲介会社に相談します。注文住宅への買い替えを検討している場合は、ハウスメーカーに相談しましょう。
住み替え先の相談を不動産売買仲介会社で行っている場合は、持ち家の売却も同じ会社の中で依頼することもできます。また、ハウスメーカーでも物件の売却を請け負っているケースがあります。
しかし、不動産売買会社によっては、仲介の得意分野・不得意分野があるため、注意が必要です。
例えば、新築物件の不動産売買仲介が得意な会社は、中古物件の売買仲介を取り扱っていないケースもあります。
そうした場合、持ち家の売却は、中古物件の売買が得意な他の不動産売買仲介会社に相談するようにしましょう。
2-5. 新しい物件を借りてから持ち家を売る場合
賃貸物件への住み替えを検討していて、新しい物件を借りてから今の家を売ることを希望している場合は、次の2パターンの相談先があります。
- 不動産賃貸仲介会社(売買も兼ねている場合)に相談する
- 不動産賃貸仲介会社に相談してから不動産売買仲介会社に相談する
先に住み替え先の物件を借りる場合は、不動産売買仲介会社にまず相談をします。住み替え物件の契約のめどが立ってから、持ち家の売却の相談をしましょう。
大手の不動産賃貸仲介会社の場合は、不動産売買仲介会社を兼ねている会社もあるため、同じ会社の中で依頼できることもあります。
しかし多くの場合、持ち家の売却については、不動産売買仲介会社に改めて相談することになります。
2-6. 持ち家の売却と住み替え先の購入を同時にすすめたい場合
持ち家の売却と購入の検討を同時にすすめたい場合は次の2パターンの相談先が考えられます。
- 不動産売買仲介会社に相談する
- 不動産売買仲介会社とハウスメーカーに相談する
不動産売買仲介会社には、持ち家の売却と住み替え先の物件購入の両方について相談できます。
もし、住み替え先について注文住宅を希望している場合は、持ち家の売却を不動産売買仲介会社に依頼しつつ、ハウスメーカーに住み替え先の相談をすることがおすすめです。
2-7. 持ち家の売却と住み替え先の賃貸を同時にすすめたい場合
持ち家の売却と購入の検討を同時にすすめたい場合は次の相談先があります。
- 不動産売買仲介会社と不動産賃貸仲介会社に同時に相談する
持ち家の売却について、不動産売買仲介会社に相談し、住み替え物件については、不動産賃貸の仲介会社に同時並行で相談します。
2-8. 住み替えをするかどうかまだ決めかねている場合
住み替えするかどうかまだ決めかねている場合や、漠然と住み替えをしたいと思うものの方針が定まらない場合は、自治体や業界団体などの相談会に参加して、論点整理をしてもらうこともおすすめです。
物件の売買を積極的に働きかけられたりすることもないため、安心して相談できます。必要な場合は、相談先の不動産会社を紹介してもらうこともできます。
ただし、自治体主催の相談会は、希望の時期に実施しているとは限らない点に注意しましょう。
3. 相談をする際には「売り先行」か「買い先行」か決めることが大切
前章では、相談先を選ぶ際には、自分の住み替えパターンを踏まえて選ぶとよいとお伝えしましたが、さらに事前に意識した方がいいポイントがあります。
それは、住宅の買い替えに際して「売り先行」か「買い先行」か、どちらのスタンスで住み替えをすすめたいか決めると相談先を選びやすいということです。
「売り先行」とは「持ち家の売却を優先すること」をいい、「買い先行」とは「新居を確保を優先すること」をいいます。
- 売り先行:持ち家の売却を、新居の確保より優先すること
- 買い先行:新居の確保(購入・賃貸)を、持ち家の売却より優先すること
相談先を選ぶ前に、「売り先行」か「買い先行」かあらかじめ決めておくことをおすすめします。
なぜなら「2. 住み替えパターン別の選ぶ相談先とその後の流れ」でも触れた通り、住み替えの相談先を選ぶ際には、「持ち家を売却すること」を先にするか「新居を確保すること」を先にするかで相談先が多少異なるからです。
実際の住み替えのケースでは、売り先行の方が資金計画を立てやすいため、売り先行を選択するケースが多く見られます。
売り先行、買い先行とどちらにすればいいか決めかねている場合には、以下で紹介する「売り先行」と「買い先行」のメリット・デメリットを参考に検討してみてください。
3-1. 「売り先行」が基本的にはおすすめ
住み替えでは、持ち家の売却を優先する「売り先行」が、最も安全な資金計画を立てられるためおすすめです。
「売り先行」では、まずは持ち家の売却活動に時間をかけることで、持ち家を確実に売却します。持ち家を先に売却することで、売却額が確定し、住宅ローンの残債も明らかになります。
確実な手元の資金に基づいて新居購入の資金計画を立てられるため、資金面で安心して住み替えをすすめることができます。
売り先行のメリット・デメリットは次の通りです。
<売り先行のメリット>
<売り先行のデメリット>
|
売り先行のデメリットとしては、住み替え先がなかなか見つからないと仮住まい期間が長くなるという点がありますが、実際のところ、堅実な資金計画を立てるために売り先行とする人が多く見られます。
売り先行で住み替えをすることに決めたら、下記の相談先に相談するようにしましょう。
- 【持ち家売却が先】持ち家を売ってから新しい物件を買う場合→2-1へ
- 【持ち家売却が先】持ち家を売ってから新しく賃貸を借りる場合→2-2へ
- 【持ち家売却が先】持ち家を売ってから新しく家を建て替える場合→2-3へ
3-2. 「買い先行」は資金に余裕のある人向け
「買い先行」は、資金に余裕のある場合にのみ、おすすめです。
先に気に入った住み替え先の物件を確保しておきたい場合や、転勤などの事情のために売却を待たずに住み替え先を確保しなければならない場合は、買い先行を選択するケースが見られます。
買い先行のメリット・デメリットは下記の通りです。
<買い先行のメリット>
<買い先行のデメリット>
|
買い先行のメリットとしては、仮住まい生活をすることなく、住み替えが可能となることが挙げられます。一方、資金面でのデメリットが多くあります。
買い先行のデメリットは、持ち家が売れるまで、新居と持ち家の双方のローンを二重に支払わなければならない点です。また、持ち家が資金計画の前提としていた価格よりも安い価格でしか売れなかった場合には、差額を預貯金で補填するなどの資金計画の修正が必要となることもあります。
このように、資金面で余裕がないと対処が難しいため、「買い先行」は資金に余裕のある場合にのみおすすめします。
買い先行で住み替えをすることに決めたら、下記の相談先に相談するようにしましょう。
3-3. 「売り先行」か「買い先行」か決められない人はひとまず「同時進行」ですすめる
「売り先行」か「買い先行」か決められない人は、売り買いを同時に進める「同時進行」でひとまず住み替えをすすめることをおすすめします。
同時進行を選択すると当面の間、持ち家の売却と新居の購入を並行してすすめることができます。
同時進行でも最終的には「売り先行」か「買い先行」か判断に迫られることがありますが、相談を重ねることで必要情報を集めながら決めていくようにしましょう。
同時進行で住み替えをすすめる場合は、下記の相談先に相談するようにしましょう。
- 【同時進行】持ち家の売却と住み替え先の購入を同時にすすめたい場合→2-6へ
- 【同時進行】持ち家の売却と住み替え先の賃貸を同時にすすめたい場合→2-7へ
- 住み替えをするかどうか決めかねている場合→2-8へ
4.住み替えの相談先を選ぶ際に確認するべき3つのポイント
次に、より具体的な相談先の会社を選ぶにあたって、確認するべき3つのポイントを紹介します。
どこの会社に相談するかによって、スムーズに住み替えをすすめられるかどうかが変わるため、ぜひ以下の3つの点を事前にチェックしましょう。
住み替えの相談先を選ぶ際に確認するべき3つのポイント |
一括査定を取ってみて査定額のいい不動産仲介会社を検討する |
持ち家の売却を相談する会社が地元の事情に通じているか確認する |
持ち家の売却を相談する会社の売買実績を確認する |
以下で詳しく解説していきます。
4-1. 一括査定を取ってみて査定額のいい不動産仲介会社を検討する
持ち家の売却価格については、一括査定を取ってみてから相談先を選ぶのも一つの手です。
一括査定によって持ち家の売却価格の相場を把握できるだけなく、査定額のいい不動産売却仲介会社をピックアップすることで、時間や手間をかけずに相談先を絞り込むことできます。
不動産売買の一括査定についての人気サイトは例えば下記のようなものがあります。
相談先となる不動産売買仲介会社がいくつかピックアップできた後は、このあとに続けて紹介するポイントを参考にして、さらに詳しい相談先を選択していきましょう。
4-2. 持ち家の売却を相談する会社が地元の事情に通じているか確認する
持ち家を売却するなら、地元の事情に通じた会社に相談しておくことをおすすめします。
下記のような利点を持った地元に強い会社を選ぶと、物件を高く、確実に売れる可能性が高くなるからです。
- 地元に広いネットワークがあり、買い手を見つけやすい
- 地元の事情に通じているため、物件や土地の長所と短所をよく理解したうえで広告・宣伝してくれる
持ち家を良い条件で売るためには、適切な広告手段や売却戦略を取ることが重要になるため、地元のネットワークを生かして効果的に物件を売り込んでくれる会社を選んで相談することがおすすめです。
4-3. 持ち家の売却を相談する会社の売買実績を確認する
持ち家を確実に売却するためには、売買実績の高い会社がより安心です。
売買実績が豊富な会社は、不動産売買のノウハウを蓄積し、豊かなネットワークを持っているケースが多いため、良い条件で物件を売れる可能性が高くなるからです。
売買実績は、不動産売買仲介会社の公式ページなどに掲載されているケースが多いため、他社と比較するなどして確認してみましょう。
5. 仙台・宮城での住み替えはホームセレクトにおまかせ
前章では、住み替えの相談先を選ぶ際に確認するべきポイントとして、地元に強い会社を利用することもおすすめできるとお伝えしました。
仙台・宮城で住み替えを検討されている場合には、ぜひ弊社ホームセレクトにお気軽にご相談ください。
5-1. 住み替えパターンを決められていない段階でも相談OK!
住み替えパターンを決めていない、自分にあった住み替え方法がわからないという段階の方も、ぜひお気軽にご相談ください。
弊社ホームセレクトのお客様は、不動産の売却をするかどうか決めていない段階でご相談に来られる方も多いです。
「まだ、住み替えをどう進めていきたいか決めきれていない」
「そもそも家を売るかどうかもまだ迷っている」
といったことをお考えの方も、気兼ねなくお問い合わせください。ご相談は全て無料です。
5-2. 持ち家の売却を安心してお任せいただける「6つの不動産売却専門サービス」が強み
弊社ホームセレクトでは、安心して売却をお任せいただける「6つの不動産売却専門サービス」を行っています。
ホームセレクトの6つの不動産売却専門サービス 1)売却後の不具合を売却専用保険でカバーできるので安心! |
例えば、中古物件を売却した後に物件の不具合が発覚した場合、売り手側に修繕責任があるとされて、費用が余計にかかってしまう場合があります。そうした修繕リスクを保険でカバーできるサービスを提供しています。
ほかにも、売主様が安心して売却できるように、いい買取条件を確認するための「複数いっかつ査定サービス」や、物件の印象をあげてスムーズに売却をすすめるための「ホームステージングサービス」などを提供しています。
5-3. 電話・メール・オンラインなどさまざまなご相談方法に対応します
弊社ホームセレクトは、電話・メール・オンラインなどさまざまなご相談方法に対応しています。
ご都合のよい方法で、お気軽にご相談いただけるため、まずはこちらからお問い合わせください。
まとめ
住み替えの相談先は、次の5つです。
住み替えの相談先5つ |
「不動産売買仲介会社」は住宅の売却・購入について相談できる |
「不動産賃貸仲介会社」は賃貸に住み替えたい場合に相談できる |
「ハウスメーカー」は注文住宅に住み替えたい場合に相談できる |
「工務店」は家を建て替えたい場合に相談できる |
「自治体」「業界団体」主催の相談会でも相談できる |
相談先については、「売り先行」にするか「買い先行」にするか、あるいは住み替え先を購入するか賃貸を借りるかなど、住み替えのパターンによって変わります。
住み替えの相談をする際には、「売り先行」にするか「買い先行」にするか決めておくと、スムーズに相談先を選ぶことができます。
資金計画を立てやすく、また堅実に住み替えがすすめられることからも、「売り先行」を選択する人が大半です。「売り先行」か「買い先行」か迷う場合は、「売り先行」がおすすめです。
住み替えをする場合は、持ち家をできるだけ高く確実に売ることが大切なため、相談先を選ぶ際には、地元の事情に強い会社や、売買実績の高い会社を選ぶと安心です。
これらの情報を活用して、ぜひ自分にあった適切な相談先を選び、充実したサポートを得ながら住み替えを成功させましょう。