不動産購入コラム
【不動産購入の流れ4】物件紹介・現地見学
資金計画を立てた後は、いよいよ物件見学です。
この記事では、物件紹介のパターンと現地見学のチェックポイントについて解説します。
目次
物件紹介の3つのパターン
不動産の購入を検討している人が物件紹介を受ける方法には、以下の3つの方法が挙げられます。
物件紹介を受ける方法 | 特徴 |
不動産会社に相談する | 専門家のアドバイスを受けられる |
不動産ポータルサイトで探してみる | 自分で探す手間と時間がかかる |
住宅展示場を訪れる | 注文住宅 |
それぞれの物件紹介を受ける方法の特徴について詳しく見ていきましょう。
不動産会社に相談する
不動産会社に相談するという方法には以下のようなメリットとデメリットが挙げられます。
・専門家のアドバイスを受けられる
不動産会社は不動産の専門家なので、不動産会社に相談することによってより的確なアドバイスを受けられます。そのため、自分の条件に合う物件を見つけやすいだけでなく、物件選びで失敗するリスクを抑えることが可能です。
不動産ポータルサイトで探してみる
不動産ポータルサイトとは、SUUMOやHOME’Sなど物件情報が多数掲載されているサイトです。不動産ポータルサイトで物件情報を得る方法には、以下のメリットとデメリットが挙げられます。
・自分のペースで物件情報を探せる
・物件選びを誤る可能性がある
不動産会社に相談する場合、不動産会社の営業時間に限られます。しかし、自分で不動産ポータルサイトを駆使して物件を探す場合には、時間を気にせずに自分のペースで物件情報を探せるというメリットがあります。
しかし、不動産ポータルサイトに掲載されている写真と売出価格、紹介文などの少ない情報だけで判断するため、物件選びを誤る可能性が高いので注意が必要です。
また、不動産ポータルサイトは多くの情報が掲載されており、条件を絞って検索しても物件情報を全て確認するのに時間と手間がかかります。
時間と手間をかけて物件を探して実際に現地を見学してみたところ、想像とは全く異なる物件で、それまでの努力が無駄になる可能性も。物件が市場にあるのかを確認する分には適していますが、物件選びで失敗を未然に防ぎたい場合には不動産会社に相談した方が良いと言えるでしょう。
住宅展示場を訪れる
住宅展示場とは、数多くのハウスメーカーが集まってモデルハウスを展示している会場です。住宅展示場を訪れて物件情報を取得する方法には、以下のメリットとデメリットが挙げられます。
・注文住宅に特化している
・全てをカバーできているわけではない
住宅展示場には各ハウスメーカーのモデルハウスが多数展示されています。もし、購入を検討中の不動産が新築建売住宅や新築注文住宅の場合、住宅展示場は新築物件に特化しているため、自分の目的に合う物件情報をスムーズに取得することが可能です。
しかし、住宅展示場では情報を全て取得できるわけではありません。住宅展示場にモデルハウスを展示しているのは大手のハウスメーカーだけで、一部のハウスメーカーや地元の工務店は含まれていないのが一般的です。
より多くの新築物件に触れたい場合には、自分で他のハウスメーカーや地元の工務店にも足を運ぶ必要があるという点に注意が必要です。
現地見学の3つのチェックポイント
注文住宅を建てる場合は現地見学を行いませんが、中古物件や建売住宅の購入では現地見学を行います。現地見学は、本当に自分の条件に合っている物件かどうかをしっかり確認できる機会です。
現地見学を疎かにすると、購入して実際に住み始めてから後悔する可能性が高いため、ポイントを押さえながらしっかり現地見学を行うことが重要です。現地確認のチェックポイントには、以下の3つが挙げられます。
・建物
・交通アクセス
・住環境・生活環境
それぞれのチェックポイントについて詳しく見ていきましょう。
現地見学のポイント①:建物
建物のチェックポイントとして以下のような項目が挙げられます。
・リビングの広さ
・キッチンの広さ
・設備の有無
・収納の有無
・日照条件
・駐車場や駐輪場の有無
・使用規則の有無
現入居者がいる状況で現地見学を行う場合は問題ありませんが、空き家の状況の場合は既に家具が撤去されているのでリビングが広く感じられます。実際に家具を置くとリビングが狭く感じられる可能性があるため、リビングの広さを確認しておくことが重要です。
他にも建物のチェックポイントとして挙げた項目に気になる点がないかしっかり確認しておけば、購入後のトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
現地見学のポイント②:交通アクセス
交通アクセスのチェックポイントには、以下のような項目が挙げられます。
・通勤・通学時間
・最寄駅からの所要時間
・電車やバスの本数
・修繕・終バスの時間
現地見学の際に「駅から多少離れているけど問題ない」と思っていても、それが通勤や通学で毎日続くとなると話は変わってきます。
長い目で様々なシチュエーションを想像しながら交通アクセスが自分の希望を満たしているか判断しましょう。
現地見学のポイント③:住環境・生活環境
住環境・生活環境のチェックポイントとして以下のような項目が挙げられます。
・スーパー・コンビニ
・ホームセンター
・病院
・学校・幼稚園・保育園
・公園
自家用車を持っている場合には、そこまで気にならないかもしれませんが、徒歩圏内にスーパーやコンビニ、ホームセンター、病院などがあると便利です。
また、学校や公園が近くにある場合は、子供に成長にとって良い環境が整っていると言えるため、住環境・生活環境のチェックは必須です。
まとめ
物件選びや現地見学は不動産購入の成功を大きく左右する重要なポイントです。そのため、上記のポイントを押さえながら物件選びや現地見学をすることが重要です。
この記事には、物件紹介のパターンと現地見学のチェックポイントをまとめています。記事内容を確認してから物件選びや現地見学を行うことで、物件選びを誤る、現地確認で見落すなどの失敗を未然に防ぐことができるでしょう。